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No. 69 STRATEGIES FOR CENTENARIANS/ 100年時代の考え方

STRATEGIES FOR CENTENARIANS
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毎週土曜日に更新される動物園!動物園の飼育員のポールさんと様々な動物の会話を聞いてみましょう。第69回目のお話”No. 69 STRATEGIES FOR CENTENARIANS/ 100年時代の考え方”はガラパゴスゾウガメ、GALAPAGOS TORTOISEです!




STRATEGIES FOR CENTENARIANS/ 100年時代の考え方の和訳



PAUL: THE ERA FOR CENTENARIANS WILL ARRIVE SOON.
WE NEED YOUR WISDOM ON IT.

(ポールさん: 人間も100年生きる時代到来だ。きみに100年の人生設計の教えをこいたいよ。)


GALAPAGOS TORTOISE: MOST IMPORTANTLY… GIVE UP THE OLD SHELLS AND ALWAYS SEEK FOR BRAND NEW ONES, WHICH YOU CAN SAVE FOR THE FUTURE.
(ガラパゴスゾウガメ: 大事なのはね、古くなった殻は諦めて新しい殻を手に入れることが大切だよ。きみを守ってくれるね。)




STRATEGIES FOR CENTENARIANS/ 100年時代の考え方の基本解説

では、基本解説のページです。英語の基礎があれば説明すれば楽しんでもらえるというコンセプトでやっていきますね!


THE ERA FOR CENTENARIANS WILL ARRIVE SOON.
WE NEED YOUR WISDOM ON IT.

  • “CENTENARIANS”は「100歳の人」ですね。
  • “WISDOM”は「英知」ですね。

よって、訳は「人間も100年生きる時代到来だ。きみに100年の人生設計の教えをこいたいよ。」となります。




MOST IMPORTANTLY… GIVE UP THE OLD SHELLS AND ALWAYS SEEK FOR BRAND NEW ONES, WHICH YOU CAN SAVE FOR THE FUTURE.

  • “OLD SHELLS”は「古い甲羅」という意味です。貝と同じなんですね。英語では。
  • “SEEK FOR”は「~を探す」という意味です。ちなみに”Hide and Seek”で、「かくれんぼ」の意味があります。
  • “BRAND NEW ONES”の”ONES”は「甲羅」のことです。

よって、訳は「大事なのはね、古くなった殻は諦めて新しい殻を手に入れることが大切だよ。きみを守ってくれるね。」となります。


ガラパゴスゾウガメの平均寿命は100歳なんです!推定170歳以上もいるとか・・・すごい!たくさんの経験がありそうですね。




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ちょっと深く

親戚のおばさんから”この本読んだほうが良いよ”とメールが届きました。。ああ、名前だけ知ってる。いつか読みたいと思ってたんだよ!買いに行こうかな〜と思って本棚を見てみるとありました笑。ということで、今回は
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 リンダ・グラットン 著 アンドリュー・スコット 著 ‎ 池村 千秋 訳
を読んで考えました。




本の内容を( もちろん独断と偏見、個人的価値観を含めて )簡単にいうと、こうなります。

LIFE SHIFT 100 years

つまり、この本の大事な点をまとめると以下3点になると思いました。

  • 【 ステージの話 】 「教育」→「仕事」→「引退」のステージが崩壊して、マルチステージ化する。
  • 【 価値の話 】 無形の価値の存在の重要性。
  • 【 テクノロジーの話 】 テクノロジーの進化で代替される仕事、そうでない仕事。



本は一冊に膨大な情報が込められているので、あくまでもこれらの点が僕にとっては重要かなと思います。

以下、僕が考えたことです。



【 ステージの話 】
人生100年時代に備るということは、常に向学心を持たないといけないということです。人によると思いますが、仕事をする期間が15~20年ほど伸びます。若かりし時の知識やスキルの蓄積は底をつき、学びのための充電期間が必要になってきます。大学に戻ったり、セミナーに通ったりです。これが移行期間です。人生のどの段階で移行期間を迎えるかわかりません。その際に耐えうるだけの資金的余裕、新しいことを学ぶ意欲を持たなければなりません。

会社に勤めていると、<自分の能力> x <会社の資源>=高い生産性 ということになります。会社の資源(人材、環境、予算)を使い自分の生産価値を高められるという利点があります。反面、欠点は、専門分野に特化しすぎて、他の世界に暗くなる可能性もあります。さらにその自分の専門分野が必要とされなくなると、路頭に迷うことになりますね。”引退(ゴール)が遠くなる”、”テクノロジーの進化が著しい”などの要因から絵空事ではないですね。

そのために、書籍などで専門家の知識を入れキャッチアップ、また、実用レベルでの技術習得が必要。つまり、本書の言葉を借りると、自分のリクリエーション(再生/学習による新たな自分)が必須になります。理想的に言えば<現在のスキル> x <新たなスキル> が相乗効果で飛躍的にスキルを伸ばしたいところです。グラフィック職の僕の場合は職場での生産価値をかなりシンプルに考えると以下のようになります。


<グラフィイックデザインの知識と技術> x <英語> x <会社の資源>=現在の生産性


これがもしテクノロジーの進化によって職を奪われて仮に会社から離れたとしたとしましょう。


<グラフィイックデザインの知識*> x <英語> x <リクリエーション>=最大効率 が理想
<グラフィイックデザインの知識*> OR <英語> x <リクリエーション>=効率大
*グラフィイックデザインの技術は不要になっても、知識は活かせるはず。。。


一番負担がかかるものは、専門外の新たな知識を一から学ぶことですね。時間、お金、意欲面で相当のコストが予想されます。50才ぐらいで移行期間を迎えるとかなりの負担になると思います。また、人生100年時代の仕事は単に会社員ではなく、本書では下記のような新しいアイデアを提案しています。マルチステージ化に伴って、単に教育、会社勤め、引退というステージだけでなく新たなポジションを本書で紹介しています。

  • エクスプローラー
  • インデペンデント・プロデューサー
  • ポートフォリオ・ワーカー

それぞれの詳しい内容は読書loverのみなさんに本書を手に取っていただくとして、インデペンデント・プロデューサーにしろ、ポートフォリオ・ワーカーにしろ、将来的には50歳、60歳では僕は仕事を通して培った技術と、それまでに出会う素敵な方々と仕事をしていきたいです。会社に勤めることは、縛られることも多いと思いますので、高齢ではきついですし、年齢的に退職しなければならないと思います。縛られるだけの体力はなさそうですので。そこを目指して自分に価値をつけていけるようにしたいです。つまり、会社から離れても自分にスキルがあるという状態です。




【 価値の話 】

働いて目に見える形の資産を増やすことも重要ですが、これからの長い人生を歩むかなで無形の価値にも注目しなければなりません。本書では
仕事で高い生産性を上げるのに役立つスキルを生産性資産、精神的、肉体的健康であることを活力資産、常に変化が起こる中で100年を生き抜く環境適応能力(人脈、向学心など)を変身資産と定義付けています。(Takaの解釈)

これはマルチステージ化に対応するために重要な要素です。と、言っても本当に難しいですよね。医療分野の進歩で寿命は長くなっても新しいものを学べるだけの、しかも生産性を出せるレベルでの向学心を保てるかどうか甚だ疑問です。私はもうすぐ30才なので、仮にざっと70才まで会社勤めすると考えても40年あります。若いうちから無形の価値の存在に気付き、意識してできるところから蓄積していきたいです。30歳独身の男の僕にとって、最も効率的なアイデアは、「今の仕事を本気で取り組みつつ、他の勉強も本気でする。つねにポジティブなマインドで。」と言うものだと思います。仕事に打ち込むことで生産性価値は上がりますし、その分野で一角の人間になれば人脈はできてきます。精神面の健康のためにポジティブでいようと心がけています。家族ができたらまたこの自分の時間管理を見直さなければなりませんが、それまでは一応この方法でいきます。



【 テクノロジーの話 】 テクノロジーの進化で代替される仕事、そうでない仕事
本書ではテクノロジーの進化で代替される仕事は「定型」と呼びます。ルーティン、つまり型が決まっている仕事です。逆にそうでない仕事は「非定型」と定義しています。定型はテクノロジーに代替されてしまします。

来るテクノロジー : Fintech、ロボット工学、AI、ゲノム編集、IoT、自動運転etc…

う〜ん、ざっと考えると現在の職を大きく変えそうな予感がしますね!
「クリエイティブな仕事は生き残る」というのは早計だと思います。グラフィック職のぼくがいうと少し説得力がありますかね?なぜならば、デザインも型があります。今はテンプレートで綺麗なデザインができますし、その範囲は拡大していくと思います。ここでいう「クリエイティブな仕事は生き残る」とはクリエイティブマネジメント、簡単に言うと会社の役員など「決めることが仕事の人たち」ではないでしょうか。テクノロジーの進歩と将来の職に関する書籍は多数出ていますので、少なくとも自分の職が将来どうなっていくか予想し先回りしておくことが必要だと思います。仮に暗い未来でも早く対処することで何かしら手は打てます。また前述したように、遅かれ早かれ多くの人がリクリエイションしなければならない時代になると知っているので、冷静になれますよね。読書LOVERは強いですよ笑!

テクノロジーに代替されない仕事の特徴は、型がない(非定型の)人にしかできない仕事です。本書では「高度な問題解決能力」、「帰納的推論能力」、「コミュニケーションスキル」と定義しています。しかし、著者も最初の2つについては、少し反対意見も紹介しています。ということで、ホスピタリティーなどの分野は生き残るというわけですね。

つまり、来るテクノロジーを礼讃できる場合は、1.現在の仕事にプラスして相乗効果で生産性を上げることが期待できる場合。2.自分の仕事にテクノロジーをプラスできる要素がある場合。これはイノベーションにつながるかもしれないですね。
逆に乗っ取られる場合は、戦略的撤退でリクリエイションの必要性も視野に入れるほうがいいかもしれません。


テクノロジーの進歩と将来の職を考える上で参考になった書籍。(ほんの一例です。)





【まとめ】
仕組みが大きく変わるであろうこの状況で、これからの人類の進化は環境ではなく自分で主体的に成し遂げていくものになっていくようですね。(このようなことは何かの本で読んだのですが思い出せません・・・。)未来予測は本当に難しく、多分多くが外れます。ですが、予想して行動することに大きな意味がありますし、良い危機感を持ち、情報を集め整理して、学びに変えていきましょう!

僕は職場でポジティブな人間とよく言われますが、最悪を考えているとそれ以上いかないのでお気楽に生きていけます。テクノロジーの進化を鑑みるに、自分は職を奪われるということを仮でもいいので前提に今を生きていた方が「最悪」に耐えられると思います。そして、もはや自分の持っている技術はなんの役にも立たないと知り失業しても、多くの人がリクリエイションをすると知っている僕たちはすぐにマインドを切り替えてポジティブに移行期間に移れそうですね。その際の時間、金銭的コストも事前に対策済みのはず!

この本を読んで実践しようと思ったことは、”プチリクリエーションを今からやってみる“ということです。デザイン、グラフィック分野は好きですので、この分野でのテクノロジーの進歩を予想し何を学ぶか決めていきます。決めています笑。投資にはお金と時間がかかりますが、早いに越したことはないですね。

寝ていても、まじめにこつこつ働いていても、未来は向こうからやってくるので、どうせやってくる未来なら、楽しく迎えましょうよ!なんだか、一回の人生でいろんな人生を歩めるみたいで楽しそうですしね〜!
この本は僕に上記のように考えさせてくれました。みなさんはどう思うでしょうか。この1冊の本がこれからの時間の使い方に大きな影響を与えるかもしれませんよ!さぁ、読みましょう!今日も読書!







【 余談 】
最近面接をしましたが応募してきた方は少しお年を召された方でした。僕は決して年齢でマイナスをしませんでした。その方の豊富な経験とお人柄を高く評価させていただきました。今回読んだ本がいい影響をもたらしたと思います。これから先、どんどん高齢での再就職も当たり前になってくると思います。



STRATEGIES FOR CENTENARIANS/ 100年時代の考え方のまとめ

今回も遊びに来ていただきありがとうございました。
それでは、みなさん、よい週末をお過ごしくださいねー!

Thanks for visiting here and taking your time! Hope you enjoyed it. What kind of animals do you like? Let me know and give me the inspiration for the next comic! Have a great weekend!




Take care,

Zoo director/owner
Taka

ABOUT ME
Taka
Zooと英語.comを運営、管理してるTakaです。毎日英語を楽しんでます。普段はデザイン職で働いています。僕も成長したいし、みんなと成長したくてブログを運営しています。