毎週土曜日に更新される動物園!動物園の飼育員のポールさんと様々な動物の会話を聞いてみましょう。第72回目のお話”No. 72 The Artist/ アーティスト”はクマ、BEARです!
The Artist/ アーティストの和訳
Paul: SHARPENING YOUR NAILS?
(ポールさん: 木で爪を研いでいるんだね。)
BEAR: NO WAY! I’M CREATING THE ART.
HOPE I WIN THE AWARD THIS TIME…
(クマ: まさか!アートを作ってるんだ。今年こそは受賞したいな。)
The Artist/ アーティストの基本解説
では、基本解説のページです。英語の基礎があれば説明すれば楽しんでもらえるというコンセプトでやっていきますね!
SHARPENING YOUR NAILS?
- “SHARPENING”は「鋭くしている」ですね。SHARPは「鋭い」という形容詞、SHARPENは「鋭くする」という動詞です。
- “NAILS”は「爪」ですね。
よって、訳は「木で爪を研いでいるんだね。」となります。
BEAR: NO WAY! I’M CREATING THE ART. HOPE I WIN THE AWARD THIS TIME…
- “NO WAY!”は「まさか!」とか「とんでもない!」とかそんな意味です。
- 受賞するっていう時は”WIN”を使います。勝ち取るイメージが強いんでしょうね!
よって、訳は「まさか!アートを作ってるんだ。今年こそは受賞したいな。」となります。
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ちょっと深く
なにかをつくるってことが一番楽しいですよね。もしみなさんがクリエイティブな仕事をしていたり、趣味をもっていたりしたら(、、いやほとんどの人がそうだとおもいますが)絶対に読んで欲しい本があります。こちらです!
クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST “君がつくるべきもの”をつくれるようになるためにと言う本では、創作活動にあたって10個のTOPICからクリエイティブに関する話をしてくれます。
- 1.アーティストのように盗め!
- 2.自分探しは後回し
- 3.自分の読みたい本を書こう
- 4.手を使おう
- 5.本業以外も大切に
- 6.いいものをつくって、みんなと共有
- 7.場所にこだわらない
- 8.他人には親切に(世界は小さな町だ)
- 9.平凡に生きよう
- 10.想像力は引き算だ
ものづくりをしているとオリジナリティーってどこから湧いてくるのか、自分の作品は確かにあの作品に影響を受けてるけど、パクリとみなされてしまわないかなぁ・・・とかいろいろ考えてしまいますよね。少なくとも僕はそうでした。この本の著者オースティン・クレオンさんは、まずはじめに「全くの新しいものなんてない」と断言してくれます。すべてのものは何かの影響を受けているし、前あったもの、誰かが言ったものの”言い換え“だよと説明しています。あまりに切れ味が鋭いので一気に本の虜になってしまいました!
本書のタイトルは”STEAL LIKE AN ARTIST”です。アーティストのように盗めという意味ですが、実際に自分が作品を作る上でどう他のマスターピーシーズからいい意味で盗めば良いのでしょうか。具体的には下記になります。
良い盗み方: 1.敬意を払う、2.本質を学ぶ、3.大勢から盗む、4.権利を守る、5.作り替え、6.リミックス
悪い盗み方: 1.作品を汚す、2.表面をかすめとる、3.一人から盗む、4.権利を侵す、5.ものまね、6.パクリ
なっるほどなぁ〜と思うことばかりですね。「本質を学ぶ」って点が特に難しいですよね。それだけ一つ作品を徹底的に読み込まなければなりませんね。それがリスペクトにつながり、敬意を払うことにもなるのでしょうね。深く分析する力を持たなければなりませんね。
他にも創作において様々なアドバイスに触れることができました。”自分の好きなヒーローを集めてそれぞれをコラボレーションさせてみる”というアイデアも紹介しています。これはたくさんの作品のインップットが前提ですので「良い盗み方」につながり非常にMAKE SENSEな方法だと思いました!
また、デジタルだけでなく、アナログの時間も大切にしたほうが良いとのこと。多分思考の過程が違うのでしょうね。それによってアウトプットも違ってくるのでどちらか一方になるのはあなまりにもったいないということだと思います。幸いこのweeklyの漫画は手書きなのでアナログの時間はちゃんと確保できているのかなと思います。
と、まぁいろいろ感想を書きましたが、本は読んだだけでなくそのあとの実践が大切だと思いますので、まずは好きなアーティスト/僕のヒーローたちを集めてそれぞれをコラボレーションさせ、この人達だったらなにを作り出すか、想像してみようと思います。また、好きな作品は徹底的に読み込んでいこうと思います。それを一つではなく多く実践していくことで、少しレベルの上がった自分のオリジナリティのある作品を出していけるようになりたいですね。ちなみに、最近3Dモデリングを勉強し始めましたので、デジタルだけでになりすぎないように良いバランス感覚で楽しんでいこうと思います。
クリエイティブってかっこいいけど、なんか漠然としていて、どう向き合えば良いのかわからないことがありましたが、この本で見事にクリアになりました!みなさんも、ぜひご一読ください!
まとめ
今回も遊びに来ていただきありがとうございました。それでは、みなさん、よい週末をお過ごしくださいねー!
Take care,
Zoo director/owner
Taka