こんにちは!ほぼ毎週土曜日に更新される動物園!動物園の飼育員のポールさんと愉快な動物の会話を聞いてみましょう。第82回目のお話”No. 82 A SWEET JEWEL/ 甘い宝石”はHorse、馬です!
A SWEET JEWEL/ 甘い宝石 の和訳
Horse: THE PEOPLE WHO DIDN’T WEAR CLOTHES INCLUDES NOT ONLY THE LADY GODIVA, BUT ALSO ME. SO I’M ALSO SOPHISTICATED.
(馬: 服を着なかったのはゴディバ夫人だけでなく、ぼくもなんだよ。なんで、ぼくも高尚な人物だから。)
MR.PAUL: THAT’S SWEET.
(ポールさん: いいね〜。)
A SWEET JEWEL/ 甘い宝石 基本解説
では、基本解説のページです。まず、今回の動物について情報を表にしました。そして英語について解説します。英語の基礎があれば説明すれば楽しんでもらえるというコンセプトでやっていきますね!
English | 日本語 | |
---|---|---|
動物 | Horse | 馬 |
Kingdom/界 | Animalia | 動物界 |
Phylum/門 | Chordata | 脊索動物門 |
Class/綱 | Mammalia | 哺乳綱 |
Order/目 | Perissodactyla | ウマ目 |
Family/科 | Equidae | ウマ科 |
Genus/属 | Equus | ウマ属 |
メモ: Life/生物 > Domain/ドメイン > Kingdom/界 > Phylum/門 > Class/綱(こう) > Order/目 > Family/科 > Genus/属 > Species/種
THE PEOPLE WHO DIDN’T WEAR CLOTHES INCLUDES NOT ONLY THE LADY GODIVA, BUT ALSO ME. SO I’M ALSO SOPHISTICATED.
- 馬って人じゃないけど、うちの動物園のタレントたちは喋るんでPEOPLEとしました笑。
- “NOT ONLY A BUT ALSO B”は「Aだけでなく、Bも」です。
- “SOPHISTICATED”は「洗練された」とか「高潔な」とかです。
よって、訳は「やりたくないことが必ずしも君のできないことじゃないんだよ。」となります。
THAT’S SWEET.
- このフレーズは、相手の「親切な行為」とか「思いやりのあること」に対して使います。「いいね〜」と簡単に訳してみましたけど、そんな風に使います。
- あと、もちろんチョコレートが甘いのでかけていますね笑。
よって、訳は「いいね〜」となります。
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ちょっと深く
今回は本ではなくハーバード・ビジネススクールのケース・スタディを読みました!そこでのラーニングをみなさんとシェアしたいと思います。ケーススタディの中心人物はジャパンのCEOになったchouchanという人物でした。彼が日本に来てからの、日本市場に合わせたアクションや上層部との交渉など大変興味深いことが書かれてありました。今回の資料は“Godiva Japan: Think Local, Scale Global”です。
【ゴディバとは】
GODIVA/ゴディバとはベルギー発祥の高級チョコレートブランドです。そもそもゴディバ夫人ってご存知ですか?舞台は11世紀のイギリス。住民に重い税を課していた伯爵に対し、夫人であったゴディバが税の負担を減らすようにお願いしました。すると、伯爵は「もし、おまえが裸で馬に乗って町中を回ったらよろしい」と条件を提示しました。住民のために自分を犠牲にした高潔な夫人がゴディバ夫人なのです。高級ブランドチョコレートのゴディバの由来はここにあります。また、ロゴマークの“馬に乗った女性”はこのストーリーを表現しています。
【ゴディバのローカルアクション】
ゴディバが日本にやってきてから様々なローカルニーズへのアジャストや取り組みがありました。今回紹介したいのは例えば以下の3つです。
- A.日本市場にあう商品開発
- B.日本におけるパッケージとは
- C.ブランド意識
・A.日本市場にあう商品開発
ゴディバが日本に来てから新商品を開発しました。具体的には日本の暑い気候でも耐えれるクッキーなどの商品です。さらに、日本のゴディバはアイスクリーム販売も手がけ、世界のゴディバに広がっていきました。アイスクリームを買う時に多くの日本人はコンビニで購入することからセブンイレブンでの販売を提案しました。ブランドイメージを考えた時にコンビニは如何なものかという議論の末OKが出て、結果的に成功を勝ち取りました。コンビニでゴディバを知ったお客さんが実店舗に来てくれるということにつながったのです。
・B.日本におけるパッケージとは
“日本のラッピングは中身よりも大事と考える”という記述には笑ってしまいました。一方アメリカは投げ入れられたような見せ方。
どっちが言い訳ではない。ただ、違うと言う事実がある。
・C.ブランド意識
最初に書いたように今回のケーススタディの中心人物はchouchanという人物でした。ケーススタディを通してゴディバに言えることは徹底したブランド意識でした。chouchan自分自身がゴディバに入る時も、内部で上層部と交渉する際も登場人物みんながブランドを意識した議論を展開していました。ゴディバが日本に来た時、チョコレートの値段は1USDぐらいでしたが、ゴディバは20~30USDでした。ゴディバが来てからずっと高級なイメージがあるのは、ブランドを理解しそれを守る人たちの存在があるからということですね。
【実際にゴディバに行ってみた】
実際にゴディバに行ってみました。自分の目で見ないと学びが深まりませんからね!許可をもらって写真を撮らせてもらいましたよ。
アメリカのゴディバと比較はできませんが、華やかで可愛いラッピングですよね。一つ一つのチョコレートが宝石みたいです。
【感想】
今回、ハーバード・ビジネススクールのケーススタディを初めて購入して読んでみました。びっくりするぐらい読みやすく、他のケーススタディも読んでみたくなりました。しかし、15ページで1000円ぐらいですので、もしコスパを考えるなら参考書を読んだりニュース記事とかのほうがいいと思います。「少しお高いけどハーバード・ビジネススクールのケーススタディっていう響きがかっこいいので、まぁ、いいか」と言う気持ちになるのはハーバードがブランディングに成功しているからでしょうね笑。僕はグローバル企業に勤めているので、どうグローバル企業が日本市場にアジャストするかという視点にすごく興味があります。そういう意味で、このようなケーススタディを選んでこれからも読んでいこうと思います。今回のまとめでは、本当にざっくりとした内容ですので、興味があればぜひ購入してじっくりと読まれてください。詳細なデータや写真なども見ることができます。今回ゴディバを調べてもっと好きになりました。ちなみに、ターゲット ゴディバはなぜ売上2倍を5年間で達成したのか?という本も出ていることに後で気が付きました!こちらも今後読んでみたいです。