こんにちは、大手企業で現役のグラフィックデザイナーをしているTakaです。今回はグラフィックデザインに興味のある方に”独学からのキャリア戦略”をお話しします。
社会人の学び直しの必要性がめちゃくちゃ声高に叫ばれていますよね。新たな勉強を始めるのに遅すぎる事はありません。
大事なのはそのスキルを身につけた後、どのように人生を攻略していくかの全体マップが見えている事だと思います。
デザイン歴6、7年ぐらいのぼくが自分の経験や周りの先輩デザイナーさん、同期のデザイナーさんと話して学んだ知見をあなたにシェアしてみようと思います。
- 新たに本気でデザインスキルを身につけたいが効率的な方法を知りたい
- デザイナーとして転職したいが将来が不安
- スキルを身につけて給料アップ&人生の保険を手に入れて生きやすくなりたい
人生を一発逆転することはできません。しかし、正しい方法で、毎日コツコツ勉強していけば必ず人生をいい方向に変えることができます。一緒に楽しみましょう。
Contents
【未経験向け】大手勤務の僕が思うグラフィックデザイナー独学からのキャリア戦略【完全版】
一口にデザイン業界と言っても様々な選択肢、キャリアパスがあります。最初はだいたいみんなデザイン学校を卒業して基礎をつけたわけですが、その後の自分の価値観やライフステージで全く違った活躍の仕方をしています。
これからあなたがデザイナーとして生きていきたいと思ったら絶対に知っておいた方がいいグラフィックデザイナーとしての人生のマップです。
Step1:デザインを学ぶ
今の時代、インターネットで簡単に新しい技術をも学ぶ事ができます。よくAIや機械学習の流行りもあって、プログラミング学習の情報をよく耳にしますが、デザインももちろん独学が可能です。
当時はぼくも正真正銘、完全な未経験初心者でした。無駄なマシンを買ったり、書籍をかったりもしたので、みなさんはこの辺りかなり効率的にやって欲しいので、丁寧に記事にまとめました。
ぜひチェックしてください。
グラフィックデザイナーが絶対に揃えるべきものまとめ
おすすめのPCや買ってはいけないPC、デバイスなどの説明をしています。僕がなけなしのお金で買って見事に散財してしまったので、絶対にチェックしてください。無駄にできるお金は一円もないですからね!
グラフィックデザイナー初心者の学習方法
初心者で独学なら、何から始めたら良いかわかりませんよね。当時のぼくは文系卒で未経験初心者でした。それが大手外資系のグラフィックデザイナーとして働けているので、どのような勉強をしていたか、おすすめしたいかを紹介しています。
初心者、未経験必見!グラフィックデザイナーの仕事内容
グラフィックデザイナーの仕事内容は9割がレイアウト作業です。では、そのレイアウトって具体的に何か、残りの1割はなにかを詳しくお話しします。実際にグラフィックデザイナーの仕事内容を知っていれば、そこを集中して学んでいけば効率が良いですよね。
Step2:ベンチャーデザイン会社に転がり込む【修行期間】
ベンチャーのデザイン企業に転がり込むぐらいの勢いで転職を狙いましょう。比較的若くて積極的なのであればそれだけで評価されますし、他分野で経験豊富な人でもそれが求められたら入社は可能です。ベンチャーだととにかく自転車操業なので必然的にそこにいるだけでスキルが急激に上がります。
僕の場合、電通問題の前だったので、サビ残は当たり前でした。夜中の3時に帰ったり、帰れなかったりというまさに修行状態でした。健康不安もあって退職しましたが、たった一年で自分の力で一通りできるようにはなりました。
注意点としては、0から入稿データまで作れる環境である事です。デザイン会社によっては先輩デザイナーの直しだけするポジションとか単純作業しかさせてもらえないところもあります。それでは一年後、力が付いていないので引き続きそういう会社を探しましょう。
ベンチャーがいいのは人手が少ないから全部やらせてくれるところにあります。だから自転車操業できついですが、力がつくのです。
Step3:人生を選択しよう
一通りデザインを学んだらここでボーナスステージです。一年でも大丈夫です。いやたった一年しか修行してないのに選べる立場になるの?って思う方がいます。
要は自分のスキル次第なので、ある程度デザインの合格ラインがわかり、ショートカットキーも覚え、納品の仕方のわかるレベルになれば大丈夫です。成長速度は人それぞれなので、今言ったチェックポイントがクリアできていればOKです。
そこまで到達できたら、大きく分けて下記のような人生の選択肢があります。
選択肢1:今のデザイン会社を継続
もちろん、1社目のベンチャー企業が好きなのであればそこにいても大丈夫です。しかし、デザイン会社もたくさんあるので、違う経験をする事を強くお勧めしたいです。
【メリット】
自分のクリエイティビティやデザインを存分に発揮できる。
【デメリット】
長くいすぎるとそれが当たり前になってしまいます。基本的にベンチャーは自転車操業で常に危険と隣り合わせです。健康の問題もありますし、そもそも会社も傾く可能性もあります。ベンチャー企業の10年後の生存率が6.3%、20年後の生存率が0.3%です。そこを知った上で長く居続けるなら大丈夫ですが。
選択肢2:本当に行きたいデザイン会社
最初に入った会社が第一志望でないことはよくあります。スキルを磨きつつ、本当に行きたい会社を狙うのは常套手段ですね。
【メリット】
モチベーションが高く仕事のパフォーマンスが上がります。将来的に自分のデザインで食べていきたい人にとってのキャリアアップの道です。独立したい、自分のブランドを作っていきたう人には最高のステージですね。
【デメリット】
ベンチャーの延長線上のイメージです。同じ気質だった場合は健康不安もあります。自分のモチベーションとデメリットを総合的に考えてペイするかが大事ですね。
選択肢3:フリーランスデザイナー or 独立
高度なデザインスキルが必要です。フリーランサーはイメージ通り、会社に属さなくてスキルのみで戦っていきます。ぼくの知り合いは代理店の担当が付いて、その方が仕事を持ってきてくれるという好循環を確保しています。
【メリット】
ライフステージに合わせて自分の好きな時間、好きな場所で働けます。がつがつ稼ぎたい人はそれでいいし、子育て中で仕事時間をセーブしたい人にはそれも可能です。
【デメリット】
ぼくの周りのフリーランスデザイナーさんですが、うまくいっている方はある程度豊富な経験を持っている方が多いので難易度は少し高いと思います。また、社会的に守られていないのですべて自己責任です。納品したのにお金が払われないケースなどもあります。喧嘩するにも体力がいるし、泣き寝いる場合もあるそうです。
選択肢4:別業界の企業のデザイン部門
ベンチャーで死ぬほど勉強したら別業界の企業のデザイン部門の転職も可能です。デザイン会社ではペーペーでしたが、この環境では自分の存在感が非常に強くなります。
【メリット】
独創的な高度なデザインスキルが要求されず、代わりに会社員としてのコミュニケーション能力や組織としての役割が大きく期待されます。その中で、自分は”いちデザイナー”としてのポジションでの活躍をします。会社のルールやブランドを守り、チームとして利益を最大化させる事が役目です。
また、生活バランスもかなりよくなります。
【デメリット】
自分のクリエイティビティーを発揮したい、世界を変えたいと思っている方には向いていません。会社のブランドという枠の中でいかに楽しむかを見出しましょう。かなりのこだわりがある方には向いていません。
本気の人にオススメの学習方法&ロードマップ
本気でグラフィックデザイナーになりたいけど、まずは何から始めたらいいかわからない場合の説明をします。
ざっくり言うと↓こんな感じです。
- Adobe Creative Cloudを契約していないのであれば契約
- オンライン講座で高評価講座を受講(この段階でデザイン会社に応募するのもあり)
- スクールに通いデザインスキルをUP【就職支援・転職実績があるところがオススメ】
Adobe Creative Cloudを安く登録
まずはAdobe Creative Cloudを登録しましょう。Photoshop、Illustratorなどデザイン系のソフトが定額で利用できます。グラフィックデザイナーには必須のアイテムです。普通に公式ホームページから登録するよりヒューマンアカデミー通信講座から登録した方が安いので参考にしてください。
ヒューマンアカデミー通信講座からAdobeを登録すると学生として登録する事ができるので、アカデミック版の利用条件が適応され、結果的に動画講義を学べるしAdobe Creative Cloudを安く買えるというかなりお得な内容になっています。これからAdobe Creative Cloudを登録するなら、ヒューマンアカデミー通信講座を選ばない手はないですよね。
- 普通に買うより値段がかなりお得!【節約できる】
- 動画講座付き!【初心者に最適】
- 3〜5日後にお届け【すぐに始められます】
是非是非公式サイトで確認してください。キャンペーンもあるので運が良ければさらに安いかもしれませんよ!
Uedmyのオンライン学習
僕は独学するなら絶対と言っていいほど使うツールがあります。それがUdemyです。
これから本気でデザインスキルを学びたいが、自分に合うかどうかわからない分野にいきなり大きな金額を投資してスクールに通うのはリスクですね。ということで、まずは高クオリティでかつ格安のオンライン講座を受けてみましょう。そして、本当に好きになれたらスクールに行きましょう。
オンライン学習のメリットはめちゃくちゃ大きいですよ!
オンラインで先に基礎的な事を学んでいたら、スクールでの伸びがかなり早いです。デザインにおいてソフトの操作を覚える事は作業です。時間があれば覚えられます。誰が教えても同じ操作をわざわざ高額のスクールで学ぶのはもったいないです。
スクールに行く理由はあなたのデザインを徹底的に直してもらう事です。アドバイスをもらって成長する事です。そこがスクールの価値ですので、間違えないようにしましょう。操作だけを覚えて卒業したらスクールに行った意味はあまりないと思いますよ。また、スクールは就職支援や情報が手厚いところを選べばさらに効率よく人生を前に進められます。
これまで70コースぐらい受講してきたと思います。デザイン系のオススメ講座をまとめたので、参考にしてください!
https://zootoeigo.com/udemy_design/
【未経験向け】大手勤務の僕が思うグラフィックデザイナー独学からのキャリア戦略【完全版】 まとめ
一緒に見たように、グラフィックデザイナーと言っても、ベンチャー企業のデザイナー、フリーランスのデザイナー、企業のデザイナーなどなど様々なポジションがあり、さらにその中でもたくさん細分化されていきます。
これからデザイナーになりたいと考える人や、すでになっている新人さんは今後どのように人生を進めていくか考えてみましょう。
今回様々なケースを紹介したので少しデザイナーとしてのキャリアパスを俯瞰して見る事ができたと思います。どのポジションが自分の価値観やライフステージにあっているかを一度じっくり考えて、そこを次のステップとして目指していけば人生を戦略的に進めていく事ができます。
スキルを持った人には生きやすく、そうでない人はかなり辛い時代になっていきます。
まずは行動して自分のスキルを磨き、自分の人生を自分で好転させていきましょう。
ぼくも日々勉強しています。一緒に頑張りましょう!!!