こんにちは、Takaです。文系未経験だったぼくが、現在大手外資系でグラフィックデザイナーをしています。今回はグラフィックデザイナーの仕事についてお話ししたいと思います。
- 文系未経験でグラフィックデザイナー志望
- グラフィックデザイナーの実際の仕事内容を知りたい
- グラフィックデザイナーになるための効率的な勉強方法を知りたい
Contents
【文系未経験必読!】グラフィックデザイナーの仕事の9割は○○
前置きとかは無しです、もったいぶるつもりは1mmもありません。
それでは、言います。
グラフィックデザイナー志望にとって、仕事の9割はレイアウト作業です。
驚いた方も、そりゃそうだろって思った方もたくさんいると思います。
では、なぜレイアウトが9割なのかを説明していきたいと思います。
注意:この記事は僕が体験したことに基づきますので、そのあたりご理解ください。
レイアウトが9割の理由
「え?グラフィックデザイナーって他のこともするでしょ?」って思うかもしれません。確かにレタッチとかの写真加工もあります。
が、しかし、それでもレイアウト作業が群を抜いて比重が高いです。
ほぼほぼレイアウトだけでご飯が食べれるほど、それだけ奥が深いのです。
配置だけで仕事になるって簡単だなって思うかもしれません。しかし、考えてみてください。
普段はデザイナーが頑張って考えたおしゃれできれいな完成品しかみませんよね。街中にある広告媒体です。
ですが、これが、Wordでテキストだけ送られてきて、変なところで切れてるような中途半端な写真素材を渡されて、「さぁ、良い感じに仕上げて!」って言われて作らないといけません。
ちょっと、難しそうだなって思いましたか?レイアウトって一言で言うと配置作業ですが、例えば下記のような事に気をつけないといけません。
- 文字サイズ
- フォント選び
- 行間
- マージン
- 文言の調整
- 写真の配置、トリミング
- 色
- うるさいクライアントが終盤で文言を新たに足したいとかいきなり言い出してきて、作っていたレイアウトを組み直す作業
まだまだありますが、一つのデザインを作るにあたって、かなり考える事が多いです。文字組みがデザインそのものって事を、デザイン会社に入って初めて学びました。同じものを見ていたはずなのに、グラフィックデザイナーになってからは、フォント、文字の構成、行間などなど、細かいところに目が行くようになりました。
この辺は独学の時には全然気がつきませんでした。プロになって初めて、レイアウトの重要さを思い知りましたね。。。
今後、レイアウトの押さえるべきポイントの記事を書いていこうと思います。文系未経験からでも、きちんと学べばプロになれます!
グラフィックデザイナーの仕事の残りの1割
それでは、残りの1割はなんだって思う方が多いと思います。ですので、こちらもきちんとお話ししていきますね!
画像編集:レタッチ、色調補正、切り抜きなど
この1割の中の9割を占めるのが画像編集です。1割の中の9割って言い方がわかりにくいですよね笑。すみません。。。
要するに、画像編集作業も結構大事なわけです。では、大事なのになぜ1割って表現したかというと、深掘りしすぎると危険だからです。
特にレタッチです。
レタッチャーって言われるぐらい、これだけで仕事が成り立つ人もいます。それぐらい、極めれば食っていけます。ですが、あなたが目指すはレタッチャーではなく、グラフィックデザイナーです。
初心者が必要なレタッチスキルは基本で大丈夫です。ですが、初心者だからこそ、どの程度のスキルを身につければ良いかわかりません。分厚い本を買ってきて、途中で挫折してしまって、「これで自分はグラフィックデザイナーは無理か・・・」って思って欲しくないので、触れておきました。
現場では、新人であればあるほど、高度なレタッチスキルはどぼほぼ使いません。
また、画像の切り抜き作業も地味な作業で大変ですが、結構やらなくちゃいけない機会が多いです。ただただ淡々とした作業なので、基本的な機能だけ知っておけば大丈夫です。最近ではAIを搭載したAdobe sensiが良い感じに切り取ってくれるらしいので、昔よりもサクッと切り抜ちゃうかもしれません。
色補正に関しては、トーンカーブや色相・彩度などです。この2つをいじれば、良い具合に色を調整できるので、むやみやたらに難しい色調整をがちゃがちゃやらないようにしましょう。
ということで、これから現場に入ろうと思う方は、まずは基礎だけで良いので、画像の切り抜き方法、色補正、レタッチスキルを学んでおけば大丈夫です。
素材探し
素材は作るというよりも、社内のストックを探したり、クライアントから提供されたり、素材を購入したりするのが一般的です。クライアントが求めるデザインの方向性に近い素材を探す作業もグラフィックデザイナーの仕事です。
新人の頃は、できてしまった余白を埋めるために、いろんな素材を探してはあしらいで埋めていました笑。
ベテランになるにつれて、自分で作るのかというと、そうではありません。ベテランになるほど、素材を使わなくなります。本当に必要な素材がなんなのかわかるからです。
僕の個人的な体験ですが、デザインの上級者でオリジナル素材を作っている方はほぼいませんでした。
グラフィックデザイナーが実はほぼしない事
重要度が低いからといって、価値がないとは言っていません。興味があるのに勉強しないのはもったいないし、他の人がしないからこそ、自分がやれば、それだけで自分の個性が出ます。
重要な事は、グラフィックデザイナーになるために必要な事と、そうでない事です。そこまで求められない技術だけど、そこを知っていて学んでいくのは全然ありです。
という事で、紹介していきます。
グラフィックデザイナーに不要なスキル:アイコンを1から作る技術
アイコンを1から作るというのは現場ではほぼ必要ありません。必要がないのに書店に行ったら、楽しそうなアイコンを作る教科書がたくさん並んでいます。ぼくも買っちゃいました笑。あれだけ時間をかけたのに、全くその技術を使いませんでした。素材は探すもので、一から作っていたら回りません。
今はフリーの商用可能のたくさんあるので、こまりませんね。
グラフィックデザイナーに不要なスキル:イラストを描く技術
液タブでかっこいい絵が描けたらグラフィックデザイナーになれるかというと、そうではありません。かっこいい絵は素材です。グラフィックデザイナーはそういった素材をいかにうまくレイアウトするかが腕の見せ所です。なので、初心者が高額な液タブを購入して、ごりごり学んでも、グラフィックデザイナーで求められるスキルはカバーできません。
【文系未経験必読!】グラフィックデザイナーの仕事の9割は○○ まとめ
僕は文系大学を卒業後、デザインがやりたくて独学をしました。卒業後はデザインの知識は空っぽでした。ですが、いろんな独学方法を試して今は大手外資系のグラフィックデザイナーとして働いています。
当時は一人だったので、たくさんの不要な高額デバイスを購入してみたり、実用的でないテキストを購入したりしました。
無駄とは言いませんが、デザイン会社に入った時に、自分が今まで勉強してきたことは、全然必要なかったんだなって気がつきました。
がむしゃらにもがくのもありかもしれませんが、キャリア戦略をしっかり考えて前に進んでいかないと、お金と時間がもったいないです。
未経験から独学を経てベンチャー企業に就職し、その後大手外資系でプロとして働けています。この記事に、未経験からのキャリア戦略を紹介していますので、ぜひ読んでください。
グラフィックデザインはデザインのコアです。これができたら、他のWebデザインにも応用が利くし、世の中が変わって見えます。本当に楽しいので、一緒に頑張りましょう。
応援しています。
読んでくれてありがとうございました。
Taka