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【Joyfulジョイフル-感性を磨く本】をデザイナーの僕が読んで考えた事

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こんにちは、Takaです。今回【Joyfulジョイフル-感性を磨く本】をデザイナーの僕が読んでみたので、読書感想文を提出させていただきます。この本を読んで思ったことや自分の考えをまとめてみようと思います。

僕はデザイナーなので普段学んでいることと組み合わせてまとめてみようと思います。

感性を磨く本、と言われると、なんだか「女子力を磨くのかな?」とか、「自己啓発」かなって思うかもしれません。でも。この本はTED Talksでも登壇したことがある、イングリッド・フェテル・リーさんというデザインのエキスパートが書いた本です。20ヵ国で刊行している世界的ベストセラーです。

普段デザイナーとして働いている僕が思った事を、自分の経験と共に記録していこうと思います。
この本はカラフルな表紙のように、読者の立場や経験によって様々な読み方ができます。面白そう!と思ったら、ぜひあなたも本を読んでみてくださいね。



【Joyfulジョイフル-感性を磨く本】をデザイナーの僕が読んで考えた事



英語のタイトルはJoyful – The Surprising Power of Ordinary Things to Create Extraordinary Happiness-です。
ちょこっとだけ、ものの見方を変えるだけで、ありふれた物事がハッピーに見えてくるような、そんな秘密を教えてくれる本です。

この本は、Joyfulをテーマに、具体的な問題解決の具体例をたくさん示してくれている良書です。

デザイナーには一生ものの実務的な本です。優秀なデザイナーが自分のキャリアを通して学んだ知識やリファレンスをまとめてくれてるので、デザイナーが読まない理由はないですよね。なぜならば、あなたのキャリアの先にあるかもしれないものを知れるわけですから。

デザイナー以外の方にもおすすめです。「優秀なデザイナーのものの見方」が分かるし、これからの時代、デザインやアートの価値に気がついている事が重要になってくるって思います。その理由は後述しますが、データドリブンな時代にデザインやアートは一層価値を増すと言う見方が強いです。

さて、この本の読み方ですが、筆者とともにJoyfulなアートを楽しむのも一つの価値ある読み方だと思います。

しかし、今回僕は、Joyful1点を深ぼっていくより、一歩引いて全体像を俯瞰して考えてみました。Joyfulの周りに何があるのか、デザインとは、アートとはということを俯瞰して考えてみると多くの人にとって学びがあると思った、、というか僕自身がかなりデザインについて整理できたので、感想をまとめてみようと思います。

この読書感想文はざっくり三部構成です。

  1. Joyfulジョイフル-感性を磨く本について
  2. 有識者から学ぶデザインについて
  3. 1と2を整理してみよう

といった感じです。




イングリッド・フェテル・リーさんのTED TALKS

最初に著者のイングリッド・フェテル・リーさんとはどんな方なのかというと、、、

①【デザイン思考で有名なIDEOの偉い人】
ぼくの超絶まとめで言うと、デザイン思考とは、「人を中心に設計し、プロトタイプを爆速で作って問題解決を図る手段」+「作り始めから改善までのプロセスが設計されているシステム」みたいな感じですね。いつかちゃんとまとめたいと思います。有益そうなリンクを貼っておきます↓

②【TED TALKSの”Where joy hides and how to find it“というプレゼン】
ぼくの超絶まとめで一言で言うと、「Joyとはその瞬間の喜びで、人生に不可欠なもの。カラフルさや柔らかい丸みを帯びたヴィジュアルがそのムードを作ることが多い。」動画でみると人となりが分かって、本を読んだときにもっと入り込めます。サクッと見てみるのをお勧めします。


と、まぁデザイン分野をリードしている方ということが経歴からわかりますね。



Joyfulジョイフル-感性を磨く本ってどんな本?

Joyfulジョイフル-感性を磨く本を、僕が一言で説明するなら「デザインとアートの間を自由に行き来する稀有な本」ですね。

と言っても、よくわからないと思いますので、この説明は一旦忘れてもらって良いです。

そもそもこの本には何が書かれているかを少し説明させてください。
この本では10項目に分けて感性を刺激する美学を紹介しています。

ではその10項目とは何なのでしょうか。

  • エネルギー:鮮やかな色と光
  • 豊かさ:みずみずしさ、数の多さ、多様さ
  • 自由:自然、野生、広々とした空間
  • 調和:均衡、シンメトリー、流れ
  • 遊び:円、球、泡の形
  • 驚き:コントラスト、斬新
  • 超越:上昇、軽やかさ
  • 魔法:見えない力、幻想
  • 祝い:同期生、きらめき、はじけるようなかたち
  • 新生:開花、拡大、曲線

なんか、自己啓発っぽい雰囲気がしますよね笑。ていうか、カバーに自己啓発って書いてあるので、自己啓発本です。
ただ、今回は自己啓発本っぽさは少し忘れてみて、デザイナー視点でこの本に何が書いてあるかを少しだけ一緒に考えてみましょう。

この本を読んでいくと、忘れていた自分の中の感性を呼び起こしたり、こういう視点で見ると感性が刺激されるんだなっていう事例がたくさん載っています。この事例が、上記の10カテゴリに分けられて詳細に説明されています。

例えば、「調和」をピックアップしてみましょう。
この章では、調和の取れていることの重要さ、いい影響をたくさんの実例を用いて紹介してくれています。

いきなりですが、ズバッと真理をいっちゃいます。「並んでいるものは美しい」のです!

並んでいるものは美しく、そして調和が取れており、人間はその調和を維持しようとします。では、このことがどういう効果をもたらすのでしょうか。見ていきましょう!

調和:刑務所の中での実例

刑務所のシャワー室のタイルに2色を足しました。すると、6ヶ月後シャワー室は綺麗な状態を保たれたまま使用されていました。普通なら、タイルは受刑者によって砕かれてしまうのに、色を足しただけで全体に調和が生まれ、それを保ちたいというモチベーションが働いてシャワー室は綺麗に保たれたようです。

調和:歪んだイメージが与える心理的影響

シカゴ大学の研究では、200人の被験者に非対称的な線や、歪んだ線でいっぱいのイメージを見せました。その後、算数のテストを受けてもらい、正当数に応じてボーナスがもらえるルールで自己採点をしてもらいました。すると、歪んだイメージを見せられたグループは、調和の取れたイメージを見たグループよりもズルをして自己採点をしました。

調和:対称性の認知科学からの視点

認知科学者によると、脳は類似度の高い物体をグループ化するのに快楽を感じます。それは、対称的なものを認識することは進化的に重要だからです。対称的なものは、それが生物か、生物によって作られた何かを示唆するので、生存する上で必要な情報でした。

といった感じで、まだまだあります。。。科学的な知見や実例を用いた説得力のある”美”がこれでもかってぐらい、10カテゴリーに分けて書かれています。
続きは是非是非本書を手に取って読んでみて下さい。

デザイナーとして働いてたら、なんとなく学んでいたこともきちんと言語化して改めて学んだり、そもそも自分になかった視点だったり、、、学びの多い本です。

本書を通して重要なことは、「アートが生まれる瞬間、ヒントとなるきっかけ、ものの見方といったものを言語化している。」と言うことです。

これって、クリエイティブな仕事をするときにすごく重要なことなんですよね。

新しい発想を求められる仕事をするにあたって、ものすごく助けになることがこの本に凝縮されています。
かなり濃いですので、是非是非ゆっくりと楽しみながら読み進めていって下さい。

僕自身もたくさんの実例を1つ1つ検索しながら丁寧に読み進めさせていただきました。
みなさんが読む際に少し役に立てば嬉しいので、いくつかまとめています↓。参考になれば幸いです。

さて、次は、僕が冒頭に言った「デザインとアートの間を自由に行き来する稀有な本」の意味を説明するために少し話を広げてみたいと思います。この本を自己啓発本で終わらせないために必須の視点になると思います。



ビジネスシーンにおけるデザインとアートについて

ずばりいうと、今後はデザインの時代になるのではないか、と思うのです!
(*いつ、そうなるかって明言していないところに注目。常に逃げを、常に心に余裕を。まぁ、真面目な話、DXにはUIUXも含まれるので間違ってないと思います。)
僕はAI、AR、VR、アプリ開発などを勉強しているのでプログラミングの知識が多少なりともあるデザイナーです。テクノロジーの進化がどれほど早いかというのはよく知っているつもりです。社会の進化、発展は驚くほどに早いですよね。それとは対照的に、変わらないであろうと思われるのは、人間の感性ですよね。

ちょっとこの図を見て欲しいです。

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これは、AIの台頭によって事務職が減ると解釈するのではなく、ホスピタリティとクリエイティブマネジメントの需要が上がると見てはいかがでしょうか。そして、改めてデザイナーの仕事を考えてみたら、びっくりすることに、ホスピタリティとクリエイティブマネジメント両方に関わっているという見方ができます。
僕の経験ですが、デザインを作り上げるとき、両方の視点を持っていることが大切です。デザイナーの仕事は情報の整理です。伝えたい内容があった場合、受け取り側の視点で考え、伝えたい側の視点で考え、情報を整理して優先順位をつけて出来るだけわかりやすく可視化させます。ホスピタリティのマインドもあり、ビジネスニーズに答える結果が出せる制作物を作らないといけないので、そう考えると、デザインの時代って言っても少しは説得力があるかもしれません。


これ以上深ぼっていく前に、ここでデザインという言葉の定義をさせてください。
そこで、絶対に忘れてはいけないのが山口周さんですね。
(あなたがもし山口周さんを知らないのであればラッキーです。なぜかって、あなたは今知りました。本でも動画でもいいので学んでみたら絶対にレベルアップします。)

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? by山口周さん

山口周さんのファンです。たくさんの書籍を出版されていますが、その中で『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書)』という本があります。この本はかなり有名だと思います。まだ読んでいない場合はすぐに読みましょう!(山口周さんはたくさんの素敵な本を出されているので超お勧めです!)

本ではしっかり深く学べますが、今回は動画も紹介しておきますね。

【山口周と語るニューノーマル】イノベーションの創り方~オールドタイプの発想からニュータイプの発想へ~
12:00~ちょうどデザインとアートのお話をされています。

ここで語っておられる注目すべきことは下記の内容です。

・デザインは問題を解決する物
・アートは問題を生み出す物、問題提起(=現在価値がある)

この定義は山口周さんの定義ではあると仰っていましたが、このシンプルで無駄のない定義には眼から鱗でした。。。
確かに、デザインはストラクチャーのデザイン、ストラテジーのデザイン、組織のデザイン、いろいろなデザインがありますからね。グラフィックデザイナーが抽象的なものをいい感じにポスターとかにビジュアライズするのもデザインですよね。(*グラフィックデザイナーにいい感じにちゃちゃっと仕上げてっていったら、多分怒ります。)

デザインとは解決するものなのです。覚えておきましょう。

そして、山口周さんは現代社会では多くの問題は解決してしまったので、今は問題提起に価値があると指摘しています。そこでまさにアートがその役割を担うのです。ロジック通りに正解を出す頭のいい人材はたくさんいます。ロジックは同じ答えにたどり着くので、コモディティ化してしまうということですね。

だからこそ、アート、感性がビジネスの中核を担うようになるのですね。

大事なので最後にもう一度、「デザインは問題を解決する物」、「アートは問題を生み出す物、問題提起(=現在価値がある)」です。

note:コモディティ化するデザイン

最近、主要企業、サービスのアイコン(ピクトグラム)が同じ見かけになっいることに気が付きますよね。
本来デザインとはノンバーバルのコミュニケーションであり、ひと目見ただけで低コストで意図が伝えられる便利なツールです。ですが、各社アイコンも似かよい始めたので混乱しちゃいますね。なぜ、このようなことが起こっているのでしょうか。。。完全に想像ですが、このデザインの方がゴールに対しての結果が良かったのかなって思います。しかし多くのアイコンがKPIやデータベースで作られてしまうと、全て似た色使い、見かけになってしまいます。

デザインは問題解決のツールなのですが、各社KPIベースでのデザインが皮肉なことにデザインをコモディティ化させてしまっているのかもしれません。

今、僕が言えることとしては、非常にワクワクしているということです。

UXを考える上で、特にFunctionなんかは、ユーザーの知識ありきで作り上げていくことも重要です。アイコンのビジュアルを各社統一すること(たまたまにせよ、同じになってしまったこと)が本当にユーザー目線かどうか、この点、今後のアップデートで答えが出るのかと思うと、非常に楽しみになってきました。

ビジネスにおいて、KPIを元にゴール達成を一番に狙うデザインを作ることには全く否定しません。しかし、同時にデザイナーは自分が行っていることをきちんと理解しておかないと、美意識のない、アートを知らないよわよわデザイナーになってしまうと思います。

多分社内でデザインとアートの両軸で考えられるのはデザイナーしかいないのかなって思います。




私が美術館に行く理由 by ちきりんさん

社会派ブロガーのちきりんさんもVoicyでアートについてお話しされていました。ちきりんさんのVoicyは毎回とても面白いので、お風呂につかりながら欠かさず聞いています。完全に僕の日課ですね。

ちきりんさん曰く、コンテンツを作るために必要な物は3つあります。それは、ロジック、マーケット、アートです。現在ちきりんさんが重要視しているのは、特にアートとの事です。「アートがないと深みが出ない。「文章を読んで泣けた」というのはアートがないとあり得ないわけです。」とのことです。

アートの大切さがよくわかりますね。

ビッグデータ時代にデザイナーに求められるもの by Giorgiaさん

2020年の4月、イタリアでカンファレンスがありました。The Human Side of Dataと言うタイトルで発表されたプレゼンはデザイナーなら絶対にチェックした方がいいです。発表者はインフォメーションデザイナーのGiorgia Lupiさんです。これからの時代データとデザイナーはどう向き合うか、そのアプローチをここまで明確に示してくれおり、かなり有益なプレゼンです。
AI、データサイエンス、ビッグデータがビジネスの主軸になっていくことは異論はないでしょう。
僕自身もAIに興味があり、勉強会に参加したり学校に行ったりオンラインで学んだりしているので、少しだけですが知識はあります。AIと既存の産業の組み合わせで起こる利益は計り知れません。。。

と言うことで、これから先もデータの時代になって、彼らがビジネスをリードしていくでしょう。

デザイナーはデータ、デジタルとどう向き合うかを知っておくことも有益だと思うのです。

それでは、Giorgiaさんの仕事の実例をみてみましょう。

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参考:Bruises — The Data We Don’t See

ITP(特発性血小板減少性紫斑病)という、血小板数が減少し出血しやすくなる病気を患った3歳の患者がいました。症状の記録をするのに、効率性だけを考えたらエクセルシートに無機質に入力していけばいいだけです。ただ、図にあるように、花弁を使って記録しています。1つの花弁は1日を示しています。花弁にピンクに色がついているところが出血があったり、黄色は特に楽しかった日を表しています。
このように、花弁の絵を使って色を塗りながら、絵を描きながら記録していくことでそれは楽しくなり、美しいアート作品にもなっています。

データ至上主義が到来したこの時代にデザイナーがどう生きていくのかを示していますよね。データを扱うエンジニアの対極にデザイナーがいるのではなく、データを違った見方で捉えて新たな価値創造をするのがデザイナーの役割なのです。
Giorgiaさんの仕事やJoyfulの本を通しても同じ事が学べます。

優れたデザインはアートとなって人の心にのこり、問題提起させ、新しいビジネスを産むのだと思います。
Joyfulの中で紹介されていたデザインは、アートにまで昇華したものばかりです。問題を解決するとともに、人の心に何かを残す、新しい問題を提起する、そのようなものです。



デザインとアートの間を自由に行き来する稀有な本

「デザインとアートの間を自由に行き来する稀有な本」という意味が少し伝わったら幸いです。

初めにJoyfulに載っている概要を説明しました。特に僕個人が好きだった内容をピックアップして紹介させてもらいました。次に、「アートとデザインの違い」を説明しました。アートは問題提起、デザインが解決です。そして、今のビジネスシーンでもっとも必要なものです。

Joyfulは感性を刺激するという言葉を用いて、今必要とされるアートの部分をいかに豊かにするか、ということを10個もの視点で紹介し、かつデザイン(解決策)として世に送り出された素敵な事例を紹介してくれているのです。

この本はまさにデザインとアートをカバーした長期的に深く読まれるべき良書ということが伝えわったのであれば幸いです。


コラム:デザイナーの業務の中で救われた話
デザインをしていて、そして日々の納期のあるタイトなスケジュールの中で一人でもくもくとデザインを作っていると、アイデアが枯渇します。本書のJoyという考え方と、実例を紹介してくれたおかげでここ最近の仕事はかなり救われました笑。




【Joyfulジョイフル-感性を磨く本】をデザイナーの僕が読んで考えた事 まとめ

デザイナーにはかなり有益で実務的な本ですし、デザイナー以外の方には(優秀な)デザイナーのものの見方が分かるし、全然関係なく、新しい発想をえたいなって方にも大きなヒントをもらえるような、そんな本です。読後、このカラフルな表紙をみたときに、ああそう言うことなんだなって思いました。

本書を読み、デザインを俯瞰して考えました。僕はデザインの定義は「インスピレーションを用いて問題を解決する手段」と思っていました。今もそう思っています。今回の学びとしては、デザインとアートを切り分けて定義することで、そこを行き来しながら思考することで「インスピレーションを用いて問題を解決する手段」を実践でき、価値ある仕事に近づけていけるのだろうと思えたことです。

デザインの仕事をしたいと言う方からよく「デザインの仕事は正解がなくて面白そう」と言われます。でも、実際は正解、、、というか合格点へもっていく方法論みたいなものはあります。65点ぐらいは平均して出せます。そのことを伝えると、びっくりされます。ですが、それ以上を目指そうとする場合、joyfulに見る価値観が生きてくると思います。

、、、と、まぁ色々と好き勝手にお話をさせていただきました。

僕は現役のデザイナーなのですが、何を隠そう、デザイナーっぽくないねって言われます。なので、もしあなたがデザイナーで、僕の考えに同意できない場合は、全く気にしないでください。多分僕の方が統計学的に言うと外れ値ですので笑!

最後に僕からのあなたへの質問です。それは、「Joyfulはイングリッドさんのもの。それでは、あなたのカラーはなに?」ということです。著者のイングリッドさんの得意とするジャンルはjoyfulです。イングリッドさんが”joyful”の達人なのはもう分かりましたが、あなたは別の感性の才能があるかもしれません。

もし、ラッキーなことにあなたの感性もJoyに近いならば、この視点を意識してみるとかなりの速さで成長できるかもしれません。
ただ、Joyは著者が得意とする感性のビジュアル化であって、人間の感性は他にもたくさんあります。もしかしたら、あなたは、Joyではなく、ある感性の表現が得意なのかもしれません。例えば、、、そうですね、Passionとか。さらに言うと、言葉にならない感性というものもあるはずです。イングリッドさんも大学の教授から「あなたの作品からはJoyを感じる」と言われて気がついたそうです。ですので、表現し続けることが大切ですね。

Joyを表現するにはイングリッドさんもすごいですが、joyを感じてそれを伝えた教授もすごいですね。

この1冊でデザインに対する考え方を整理できたし、デザインがもっと好きになりました。今後はこの本を辞書のように使っていこうと思います。抽象的なアイデア、形の真理、性質をわかりやすく言語化してくれているのでアートを生み出すヒントがたくさん詰まっています。一気に理解するより、アイデアが欲しい時に助けてもらおうと思います。

テクノロジーのハウツー本はソフトウェアのアップデートで使えなくなりますが、この本は違います。いろんな角度から物事を見せてくれるし、あなたの状況によって違ったアイデアを提供してくれるはずです。こう言う一生考えさせられる本に出会えることは本当に幸せなことだと思います。

最後になりましたが、献本していただいた翻訳家の櫻井さん、本当に本当にありがとうございました!僕がデザイナーといことで、本をいただきました。デザインについて改めて考える機会をいただき、整理することができました。今後デザインの分野を進んでいく中で、さらに軸を固めることができたと思います。大変いい学びとなりました。ありがとうございました。

本書について、少しでも興味が湧いたと言う方がいたら幸いです。是非是非チェックして下さい↓
Joyful 感性を磨く本 – イングリッド・フェテル・リー (著) – 櫻井 祐子(翻訳)





読んでくれてありがとうございました。
Taka

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Taka
Zooと英語.comを運営、管理してるTakaです。毎日英語を楽しんでます。普段はデザイン職で働いています。僕も成長したいし、みんなと成長したくてブログを運営しています。